居室のシーリングライトと食卓上のペンダントを点灯した、夜の架空のリビングダイニング。
部屋全体と食卓で、照らしたい場所を分けて考えます。

天井まわりをすっきりさせて部屋全体を照らしたいなら、シーリングライトが向いています。食卓の上を照らし、吊り下げた照明のデザインも楽しみたいなら、ペンダントライトを考えてみましょう。

シーリングライトは天井に近い位置に取り付ける照明です。ペンダントライトは、天井からコードなどで吊り下げて使います。ペンダントを選ぶときは、照らしたい場所に加えて、器具が視線や通行の邪魔にならないかも考えておきたいところです。

ただし、部屋全体を照らすペンダントもあり、形だけで明るさは決まりません。この記事では、普段の過ごし方に合う照明を考えてから、商品の明るさや取付条件、購入にかかる費用を見ていきます。

迷ったら、この3つを目安にする

部屋全体で過ごす場面と、食卓と周辺を使う場面を並べた照明の用途例。
部屋全体で過ごす場面と、食卓まわりで過ごす場面の例です。器具の形だけで明るさや配光は決まりません。

部屋全体を照らし、天井まわりをすっきりさせたい

まずは、シーリングライトから探してみましょう。ソファでくつろいだり、床に座ったりする部屋では、部屋全体に明かりが届くものを選びます。吊り下げるデザインが好きなら、部屋全体用のペンダントも比べてみてください。

食卓の上を照らし、照明のデザインも楽しみたい

食卓には、ペンダントライトもよく合います。テーブルの上を照らしながら、器具の形も楽しめます。食卓だけに目を向けず、椅子を引く場所や周りの通路にも明かりが足りるかを考えましょう。

吊り下げた器具が、視線や通行の邪魔になりそう

吊り下げる場所に余裕がなければ、天井に近いシーリングライトが選びやすいでしょう。ペンダントを使いたいときは、器具の下端と家具・通路との位置関係を先に見ておくと、選ぶ際の目安になります。

気に入った照明が見つかっても、そのまま自宅で使えるとは限りません。明るさを比べる前に、購入までに調べておきたいことと、安全上の注意を押さえておきましょう。

注文前には、天井の取付口、天井の形や器具の支え方、壁スイッチへの対応を確かめましょう。高所での無理な確認や配線への接触、器具の無理な取り外しは避けてください。取付口が分からない場合や、配線の露出・破損・ぐらつきがある場合は、販売店や工事店へ相談してから購入を検討しましょう。具体的な注意と調べ方は、後の取付条件の節で説明します。

シーリングライトのデザインを見比べるなら

楽天の一覧で、好みの形や色を見比べられます。気になる商品があれば、明るさの表示も確かめましょう。表示の見方は次の節で説明します。

明るさは、商品ページのどこを見ればよい?

部屋全体を照らすなら、まず「何畳向けか」を示す適用畳数を見ます。食卓用なら、テーブルやその周りにどう光が広がるかも大切です。商品ページでは、次の表示や説明を探してみましょう。

明るさを比べるときの表示と見方
見る表示比べるときのポイント
適用畳数何畳の部屋向けかを示す目安です。自分の部屋の広さと照らし合わせます。
光束・lm(ルーメン)光の量を表します。器具全体の値と電球だけの値を混ぜず、同じ対象の数値を比べます。
配光光が向かう方向や広がり方です。説明や図から、部屋全体を照らすものか、食卓に明かりを集めるものかを読み取ります。

適用畳数は、シーリングライトだけの表示ではありません。日本照明工業会は、LEDペンダントにも表示の基準を定めています。畳数が書かれていなければ、食卓向けか、部屋全体に使えるものかをメーカーの案内で調べましょう。

同じ畳数表示でも、光の量には幅があります。また、壁やカーテンの色、部屋で何をするかによって、明るさの感じ方も変わります。畳数が合うかだけでなく、使いたい場所や過ごし方に合うかも考えて選びましょう。

W・lm・lxは、それぞれ表すものが違います

W(ワット)は、消費する電力を表します。光の量を表すlmとは意味が違うため、別々の器具の明るさをWの数字だけで比べることはできません。

lx(ルクス)が表すのは、机の上など、光が当たる場所の明るさです。器具の高さや光の広がり方で変わるので、lmの値だけを見ても、食卓がどのくらい明るくなるかは分かりません。

電球が別売なら、どの電球を使うかによっても明るさが変わります。使える電球の調べ方は、電球交換型とLED内蔵型の節で説明します。

商品を選ぶ前に、取付条件を確認する

自宅の天井の取付口と、買いたい照明の取扱説明書を見比べるところから始めましょう。形が合っていても、それだけで取り付けられるとは限りません。天井の形、器具の支え方、壁スイッチとの対応も順に見ていきます。

天井の取付口と、器具の説明書を見比べる

「取付口」は、天井で照明器具と電源をつなぐ部分のことです。引掛シーリングやローゼットと呼ばれる配線器具を使うものも、電源線に直接つなぐものもあります。シーリングライトかペンダントライトかという名前だけでは、どちらの取付方式かは分かりません。

天井まわりと壁スイッチを、手前の取扱説明書と照合する架空の室内イメージ。
自宅の取付口、天井の形や器具の支え方、壁スイッチを、候補の説明書と照らし合わせます。図中の説明書や設備は架空の例で、取付適合を示す資料ではありません。
  1. 自宅の設備の説明書などで、取付口の種類を調べます。資料だけで分からなければ、販売店や工事店へ相談しましょう。
  2. 購入する照明の取扱説明書で「取付可能な配線器具」の項目を探し、自宅の取付口と見比べます。寸法の指定があれば、その条件も確かめます。
  3. 取付口が対応していたら、次は天井の形、器具の支え方、壁スイッチを見ていきます。

天井・支え方・壁スイッチも確認する

取付口に加えて確認すること
自宅側説明書で確かめること
天井の形自宅の天井が平らか、傾斜や凹凸があるかを調べます。その形に器具が対応しているか、別の部材が必要かを説明書で確かめます。
支え方説明書で、器具の重さを支える部分を確認します。自宅の天井や配線器具が必要な条件を満たすか、指定の部材がそろっているかも確かめます。
壁スイッチ壁スイッチで明るさを変えられる場合は、照明がそのスイッチに対応しているかを調べます。照明のリモコンで明るさを変える機能とは別です。

アダプタで取り付けられる機種もありますが、どの器具にも使えるわけではありません。ダクトレールを使うなら、レールと照明の両方の説明書を読み、取付方式、載せられる重さ、必要な部材を調べてください。

配線工事と、賃貸での設備変更は別に確認する

電源線へ直接つなぐ作業や、天井の配線器具の交換は、工事店へ依頼してください。今ある取付口に照明を付けることと、配線をつなぐ工事は別です。自分で配線工事をすれば使える、と考えて商品を選ばないようにしましょう。

賃貸にお住まいなら、設備の変更や穴あけが認められるか、契約内容や管理会社の案内も確認します。商品に「電気工事不要」と書かれていても、住まいの設備を自由に変えてよいわけではありません。

ペンダントの下端と、家具・通路の位置を確かめる

食卓にペンダントを吊るすなら、座ったときに見通しがよいか、立ったり通ったりするときに邪魔にならないかを考えます。寸法図を見る際は、器具本体だけの高さと、コードを含めた全体の高さを取り違えないようにしましょう。

食卓上のペンダントの実際の下端と、テーブルの隣の通路を示したイメージ。
器具の下端がどこに来るか、テーブルと隣の通路との関係から確かめます。高さは候補商品の条件で確認してください。
  • 座ったとき:向かいの人の顔を見るときや、部屋を見渡すときに、器具が視線を遮らないか。
  • 立つ・通るとき:椅子から立つ場所や、テーブルの隣の通路に器具がかからないか。
  • 模様替えのあと:テーブルを移動しても、照明が通路の上に残らないか。

どの部屋でも使える高さを、一つの数値で決めることはできません。使う人や家具との位置関係を考え、商品の全高、高さを調節できる範囲、メーカーが指定する条件を確かめてください。

コードの調節方法も商品ごとに違います。自分で切ったり結んだりせず、説明書に書かれた方法で使いたい高さにできるかを見ておきましょう。

食卓に合うペンダントを探すなら

楽天の一覧で好きな形や大きさを探し、商品ページでコードを含む全高と高さの調節範囲を見比べましょう。部屋全体を照らすものを探すときは、適用畳数も目安になります。デザインや高さに加えて、壁スイッチへの対応と、使える電球も確かめましょう。詳しくは、続く節で説明します。

調光は「壁・器具・電球」を分けて確認する

調光は、明るさを変える機能です。ただし、リモコンで明るさを変えられる照明でも、壁の調光スイッチで使えるとは限りません。器具だけを見て判断せず、次の3つを分けて調べましょう。

  • 器具の機能:リモコンや本体の操作で、どのように明るさを変えられるか。
  • 壁の設備:壁スイッチに調光機能がある場合、その方式に器具が対応しているか。
  • 交換する電球:電球交換型なら、器具と壁の設備の両方に合う電球を選べるか。

ニトリの対象商品向けFAQでは、調光機能のある壁スイッチでは使えず、全灯にしても使用できないと案内されています。この注意が当てはまるのは、FAQの対象商品です。他の商品も同じとは限らないので、購入する型番の説明書を読んでください。

対応が分からなければ、メーカーや販売店に問い合わせましょう。「スイッチを最大にすれば使える」と判断しないことが大切です。壁スイッチの交換など、配線工事が必要な場合は工事店へ依頼してください。

電球交換型とLED内蔵型は、購入後の手入れも比べる

電球を取り替えて使うタイプか、LEDが器具に組み込まれたタイプかも見ておきましょう。シーリングかペンダントかという形だけでは、光源を交換できるかどうか分かりません。

電球交換型のペンダントと別置きの電球、LED内蔵型のペンダントの一般例。
電球交換型とLED内蔵型の一般例です。形だけで交換可否は決まらず、指定光源や修理方法は型番の説明書で確認します。

電球交換型は、使える電球を調べておく

電球交換型では、器具の説明書で、使える電球の種類や口金、寸法、明るさなどを調べます。口金は、電球を器具につなぐ部分です。形や大きさが合っても、使えるとは限りません。使いたい電球があるなら、器具の指定に合うかを購入前に確かめましょう。

LED内蔵型は、修理や部品の案内を見ておく

LED内蔵型は、自分で光源を交換できるか、修理や部品の供給に対応しているかが型番によって異なります。必ず器具ごと交換するわけではありません。メーカーの案内を読み、修理が必要になったときの相談先も調べておきましょう。

どちらのタイプも、手入れのしやすさは大切です。カバーの扱い方や、安全に手入れできる位置に設置できるかも見ておきましょう。作業をするときは、取扱説明書の安全上の注意に従ってください。この記事では、器具の取外しや分解の手順は扱いません。

本体価格のほかに必要な費用も見る

価格は本体だけで比べず、必要なものをそろえたときの総額で考えましょう。電球や取付部材が別売か、工事が必要かは、商品や住まいによって違います。

照明本体、箱、購入条件の案内で、本体価格・同梱品・送料と返品を確認する項目を示す図。
本体価格と同梱品・送料・返品条件を確認します。別売品や工事などの費用は、商品と住居の条件によって異なります。
  • 同梱品:電球や取付部材が付いているかを見ます。別売なら、対応するものの費用も加えます。
  • 設置に必要なもの:工事や追加の部材が必要かを調べます。自宅に取り付けられるか分からなければ、購入前に販売店や工事店へ相談しましょう。
  • 購入先の条件:送料、在庫、届く時期を見ます。開封後や取付後に返品できるかも、注文する前に調べておきましょう。

一覧の価格だけで決めず、販売元と個別の商品ページを開き、表示価格に何が含まれているかを見てください。必要なものが同梱されていれば、別に買い足す必要はありません。

購入先では、商品説明と問い合わせ先も確認する

気に入った商品が見つかったら、購入先の商品説明や購入条件にも目を通しましょう。不明な点が残ったときの問い合わせ先も、注文前に調べておくと役立ちます。

照明をまとめて見比べたい方へ

エア・リゾームの照明一覧でも、さまざまなデザインの照明を見比べられます。気になる照明のページを開いて、仕様や同梱品、送料、返品条件を読み比べてみてください。

商品一覧には、用途も取付方式も違う照明が並ぶことがあります。購入先が決まっても、自宅で使えるかは商品ごとに判断する必要があります。注文する前に、その照明の説明書と自宅の設備を照らし合わせましょう。

よくある疑問:両方の照明を使った方がよい?

必ず両方をそろえる必要はありません。今の照明で足りていれば、そのままでも構いません。部屋全体にはシーリングライト、食卓にはペンダントライトと使い分ける方法もありますが、まずは明かりを足したい場所があるかを考えてみましょう。

食卓にペンダントを追加したいなら、吊り下げられる位置と、家具や通路との位置関係を見ておきます。レールを付けたり工事をしたりする必要がある場合は、取付条件と費用を販売店や工事店へ相談してから選びましょう。

好みの照明が見つかったら、使う場所に合う明るさがあるか、自宅に取り付けられるか、必要な費用はいくらかを順に見ていきましょう。見た目の好みと毎日の使いやすさ、どちらも大切にして選んでください。

本記事の写真風画像・概念図にはAIで作成したイメージを含みます。実在商品の写真、実測結果、設置可否を示すものではありません。

確認に使ったメーカー・業界団体の資料

以下は2026年10月16日に確認した資料です。購入時には、検討している型番の最新の取扱説明書と、販売ページの条件をご確認ください。